ナッツアレルギー、エピペンについて
ナッツアレルギーは強烈です。
2001年生まれの息子が重度のナッツアレルギーなんですが、
高校生になって過敏度が若干和らぎまして、ドイツ在住中に受けた診察で、晴れてエピペン不所持となりました。
エピペン所持と不所持は、昔と違ってだいぶ壁が高くなったというか、資金的なものが関係しているように思います。
2010年まで日本で暮らしていたのですが、当時からナッツアレルギーがひどかったものの、当時はエピペンを処方するというのはごくごく稀で、エピペンを個人で所有している人はほとんどいませんでした。
2011年から12年までイギリスに住んでいましたが、そのときに日本とはまったく同じレベルのナッツアレルギーなのにエピペンを処方されました。そう、かなり重度のナッツアレルギーだからです。
ちょうどこのくらいの時期に日本でもエピペンを個人で所持という動きが出てきたように思います。その数年後に保険適用になり、無料で所持できるようになりました。
エピペンは確か2,3万くらいすると思います。1本。
子供だと学校の保健室に1本、自分で持つように1本で合計2本持つのが良いそうで、(日本だと多分1本だと思いますが)
それが消費期限たったの1年で、めったに使わないで処分されるものなので、世界的にもあまりエピペンを処方しない動きがでてきているようです。
エピペンはドイツの製薬会社のもので、世界シェアトップクラスですが、最近エピペンに変わる安いブランドもでてきました。
まあそうなりますね。
5年住んでいたドイツでは
毎年使わないエピペンを返却して新しいものをゲットしていましたが、
医療方針が変わりまして、エピペンを所持している子は血液検査&入院負荷試験を行ってエピペンをなるべく持たないようにという流れになりました。2016年ごろです。
うちの子も血液検査を受けることになり、血液検査の結果が非常に良かったので晴れてエピペンを処方されない事になりました。
初の丸腰で最初はちょっとドキドキしましたが、
もともと使ったことはなかったので今では平気です。
ドイツのこの試みはとてもいいことだと思います。
無駄に保険として数万円をするものを使い捨てているのも良くないですよね。
さてナッツアレルギーですが、
ナッツは本当にいろいろなものに含まれています。
ドイツの場合は焼き菓子にはアーモンドプードルやマジパン(アーモンド)が含まれていることが多かったです。
高級チョコは大体ヘーゼルナッツ入り。
日本の場合は、結構いろいろなお菓子にナッツが入っていることが多いようで、
特に息子は生産ラインに入っていなくても空気だけでわかるほどの過敏体質ですので、パッケージとメーカー名で想像できるようになっています。
例えば、クリスマスでケーキスポンジを購入したんですが、
山崎製パンのくケーキスポンジチョコ6号を約3分の1食べて、
喉に違和感を感じました。
パッケージにはナッツが入っておらず、工場のラインでもナッツ使用はないそうですがお客様相談に電話をかけてみて確認しても、
やはりラインでは使っていないそうです。
ただ、ラインでは使っていなくても、別のラインではナッツ入りのパンなどを扱っているわけで、
特に山崎製パンはナッツを感じることが多いので警戒しているようです。
またキットカットというチョコの菓子。
これも全部ではないですがたまにナッツを感じるそうです。
キットカットも同様にラインではナッツ製品を扱っていないのにナッツを感じるわけですが、ネットで調べるとそういう声が結構あったりします。そのたきのこの山とかコアラのマーチなど。
またエムアンドエムズというチョコは、ナッツ入りじゃなくても完全なるナッツを感じるそうで絶対に食べません。
という風に、ナッツアレの方は、チョコ味のものは警戒したほうが良さそうです。
また、味噌ラーメンなど味噌味のものはたいていピーナッツ入りです。北海道で味噌ラーメン食べて唇腫れてました!
隠れナッツは結構危ないですが、ナッツは独特の香りがするそうなので、ひとくち食べてみて違和感がなければ二口目を慎重に、
という風に食べると最悪の危険(救急車)は回避できます。
ちなみにもうひとりの息子が柿ピー大好きでいつも食べているんですが、
ナッツアレの場合は、空気を吸っただけで気分が悪くなりますので、やはり工場でナッツを多く扱っているような会社のお菓子は
空気に含まれるごくごく微量なものも絶対に入ってしまうと思うので、警戒したほうが良さそうです。
Photo by Lindsay Moe on Unsplash
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