ナス科野菜(Solanaceae)
テスト項目
- トマト(生)
- トマト缶
- ナス
- ピーマン
- パプリカ
- じゃが芋
- ソラニン
- ゴジベリー(クコの実)
| 成分名 | 特徴 | 含まれる主な食材 | 起こりうる症状 |
| サリチル酸 | 天然の防腐・防御成分 | トマト、ベリー類、香辛料 | 胃腸不快感、頭痛、皮膚炎 |
| ヒスタミン | かゆみ・炎症を引き起こす物質 | ナス、ほうれん草、トマト | 皮膚の痒み、鼻炎、じんましん |
| ソラニン | 天然のグリコアルカノイド(毒素) | じゃが芋(芽・皮)、ナス | 吐き気、下痢、腹痛 |
ナス科野菜との付き合い方
ナス科は、身体に合わない「不耐症」の方が非常に多いグループです。
- サリチル酸過敏症への注意: トマトに豊富に含まれるサリチル酸は、鎮痛剤(アスピリンなど)と化学的に似た構造です。バファリンなどの薬が合わない方は、ナス科や特定の果物を避けることで体調が劇的に改善することがあります。
- 加熱と加工の影響: 生のトマトで反応が出る方でも、しっかり加熱されたトマト缶やソースなら大丈夫な場合があります。これは加熱により成分が変化するためです。
- ヒスタミンと鮮度: ナスやトマトはヒスタミンを多く含みます。特に「作り置きの煮物」などは、時間が経つほどヒスタミンが増殖するため、敏感な方は「鮮度の良いもの」を「その日のうちに」食べることが鉄則です。
- じゃが芋の安全な仕組み: 芽や皮に多い「ソラニン」は加熱しても完全には消えません。皮を厚く剥く、芽を完全に取り除くという物理的な排除が必須です。
私の体験談:大好物のトマトが「不調の犯人」だった話
私はかつて、トマトを箱買いし、妊娠中のつわりもトマトだけで乗り切るほど、毎日欠かさず食べていました。
しかし、14年前に初めてイギリスで毛髪フードテストを受けた際、なんと大好物のトマトに反応(色)が出ていたのです。
当時は「大好きなものが食べられないなんて地獄だ」とショックを受けましたが、試しに1週間だけトマトを完全にやめてみました。すると、驚くべき変化が起きました。
- 胃もたれの解消: 子供の頃から慢性的にあった胃もたれがなくなり、食欲が自然と湧いてくるようになりました。
- 肌質の改善: 毎年冬になるとお腹のあたりが乾燥して痒くなっていたのが、嘘のようにすべすべになりました。
大好物を我慢するのは最初こそきつかったですが、「好きなものを食べる快楽」よりも「体調が良い快適さ」の方が遥かに価値が高いと気づき、今では週1回パスタで楽しむ程度の、ちょうど良い距離感で付き合えるようになりました。
ナス科野菜との付き合い方アドバイス
しまテストジャパンの利用者様でも、ナス科に反応が出る方は非常に多いです。もしあなたに肌の悩みや慢性的な胃腸の不調があるなら、以下のステップで「引き算」を試してみてください。
自分にぴったりの「頻度」を見つける: 完全に一生やめる必要はありません。体調が戻ったら、たまに食べてみて様子を伺う。私のように「週1回ならOK」といった、自分だけの仕組みを構築していきましょう。
「買わない」仕組みを作る: 徹底的に排除しようとするとストレスが溜まります。まずは「家で食べるために買わない」というルールを決めるだけで、摂取量は激減します。
外食では「自分から選ばない」: 外食で出てきたものは許容しつつ、メニューを選ぶ際に「トマトソース」や「ナスのスパゲッティ」を避ける。この「選択の仕組み」を変えるだけで十分です。
2〜3週間の「リセット期間」: まずは2〜3週間、自分から進んで摂取するのをやめてみてください。そこで体調が良くなるのを実感できれば、それがあなたにとっての「正解」です。
ナス科野菜との付き合い方アドバイス
- 「全滅」を恐れない: ナス、トマト、ピーマンに反応が出ても、不思議と「じゃが芋だけは大丈夫」というケースは多いです。ひとくくりに避けず、テスト結果を見ながら自分の許容量を把握しましょう。
- 「1ミリ実験」の応用: 私がネギ類で行ったように、ナス科も「ごく少量の加熱調理」から試すのがリスクを最小化する戦略です。例えば、生のトマトではなく、煮込んだソースを一口から始める、といった具合です。
- 薬との飲み合わせを考える: サリチル酸不耐症の自覚がある方は、鎮痛剤を購入する際もアスピリン系ではないもの(例:ナロンエースなど)を選択するよう、生活の仕組みをアップデートしてください。

